FC2ブログ

小学校読み語り 2016年10月(6年生)

10月の読み語りは6年生のクラスへお邪魔して、子どもたちと一緒に絵本を楽しんできました。
6年生ともなると、少し長めの物語や深いテーマの作品も味わえるようになる年齢。
選書の幅もぐんと広がり、どれを読もうかと悩んでしまうのですが、今回は、息抜きも兼ね、普段とはちょっと違った趣向で、「視点を変えて物事を見る」というテーマに沿って選書してみました。

まずは、各学年で楽しんでいる『やさいのおなか』(きうちかつ 作・絵、福音館書店)クイズでウォーミングアップ。


同じ野菜でも、外から見た様子と、中を切って断面で見た様子では違って見えるもの。
さすがに低学年とは違い、静かな反応ながらも、それぞれに答えを考えながら楽しんでくれた様子。
ねぎと玉ねぎ、さつまいものページは、どの学年で読んでも、「うーん・・・?」という声が聞こえてきます。

そして次に紹介した絵本がこちら。
『まちにはいろんなかおがいて』(佐々木マキ 文・写真、福音館書店)


普段何気なく見ている風景も、想像力をはたらかせて見てみると、いつもと違った面白い風景に。

町の中のいたるところに現れる顔、顔、かお。
通り慣れた通学路も、顔探しをしながら歩いてみると新たな発見があって面白いもの。

絵本を読んだ後は、私の「かおコレクション」から、お気に入りの写真を紹介してみました。
(写真左:秋の公園で見つけた顔 、 写真右:スーツケース犬)
DSC06801_201611211549011c1.jpg 643944.jpg

「あ、顔に見える見える」とうなずいてくれる子もいれば、「う~ん?」と首をかしげている子もいて、それぞれの子どもたちの反応も楽しませてもらいました。

最後は、『ひかりの旅、かげの旅』(アン・ジョナス 作、 内海 まお 訳、評論社)を読み、白と黒のみで描かれたシンプルなイラストの中に隠された仕掛けを皆で楽しみました。


ストーリーも、主人公が夜明けに家を出発して街へと出掛け、夜の月明かりの中、家へ帰って来るというシンプルな内容なのですが、夕日が沈んだところで本を逆さまにして読むと、一転して夜の景色が広がり、子どもたちの視線も絵本に釘付けに。
同じ絵でも、光と影、それぞれの視点から眺めてみると、全く違った風景に見えてくるから不思議です。

大人になるにつれ、知らず知らずのうちに固定観念に捉われ、一面的に偏ってしまいがちなものの見方。
時にはこのような絵本を読んで、柔軟な思考を養う訓練をしてみるのもいいかもしれません。
これから徐々に大人の仲間入りをする6年生たちにも、ぜひ多面的なものの見方のできる大人になってもらいたいなあと、これからの子どもたちの成長を考え、何だかワクワクした気持ちで教室を後にしました。


☆まどかめ文庫Back number 「小学校読み語り 2016年9月(2年生)」(2016.10)☆
http://madokame.blog97.fc2.com/blog-entry-818.html

☆まどかめ文庫Back number 「小学校読み語り 2016年7月(4年生)」(2016.7)☆
http://madokame.blog97.fc2.com/blog-entry-808.html

☆まどかめ文庫Back number 「小学校読み語り 2016年5・6月(1・2年生)」(2016.6)☆
http://madokame.blog97.fc2.com/blog-entry-803.html

☆まどかめ文庫Facebookページはこちら☆
https://www.facebook.com/madokame71
絵本の紹介に加え、日々の出来事などを綴っています。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

まどかめ

Author:まどかめ
田舎暮らしを楽しみつつ、日々、親子でマイペース&スローペースに絵本ライフを満喫中。

趣味:読書・歌・お絵描き・芸術鑑賞など。子ども文化・心理学なども学び中。

活動:図書館での絵本の紹介、おはなし会、幼稚園・小・中学校の移動図書の選書、朝読、おはなし会、育児サークル・未就学児向けの親子絵本講座、おはなし会など



まどかめ文庫
Facebookページはこちら



まどかめ文庫
twitterはこちら

まどかめ文庫 Twitter
赤ちゃん絵本
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
ランキング参加中
FC2 Blog Rankingに参加中