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小学校・中学校読み語り 2017年7月

7月の読み語りは、6年生と中学1年生のクラスへ。
以前から紹介したいと思っていたこちらの一冊を、子どもたちと一緒に楽しんできました。

『アイウエ王とカキクケ公』(武井武雄 原案、三芳悌吉 文・絵、童心社)


タイトルからも分かる通り、言葉遊びが楽しい一冊。
アイウエ王にカキクケ公、サシスセ僧にタチツテ塔…というように、
50音のア行~ワ行(+ン)までそれぞれの行が一つのキーワードとなり、物語が進行していきます。
原案は、大正から昭和にかけて、数多くの童画や版画、刊本作品などを手掛け、活躍したことで知られる武井武雄さんの『アイウエ王物語』。

戦争好きで欲深いカキクケ公に捕らえられたアイウエ王と、軍隊に占領された王国の危機を救うため、サシスセ僧の指導のもと、民衆が知恵と力を合わせてカキクケ公の軍隊に立ち向かうというストーリー。

以前、長野県にある武井武雄さんの美術館、「イルフ童画館」を訪れた際、この原案の展示を見て、言葉遊びとストーリーの面白さに感銘を受け、こちらの絵本を購入。
三芳悌吉さんの描く、詩情あふれる中世の町並みがお話の雰囲気をさらに盛り上げ、物語をさらにドラマティックなものにしています。
初めと終わりに描かれた活動写真館の様子も味わい深く、物語が始まるワクワク感と読後の余韻を楽しむことができます。


クラスでの読み語りの際には、まずキーワードを抜き出した札を見せ、それを読みながら、子どもたちにどんなストーリーなのかを想像してもらいました。
(6年生のクラスでは、子どもたちも一緒に復唱してくれて、元気に読み語りタイムをスタートすることができました。)
DSC09389.jpg

皆、物語の展開を予想しながら熱心に聞き入ってくれて、所々で「なるほど~」という声も。
読み終えた後は、最後の「ン」のページに書かれた「完」(おしまい)を意味する他の国の言葉なども紹介し、音の響きの楽しさも感じてもらうことができました。


6年生のクラスでは、時間に余裕があったので、『光の旅かげの旅』(アン・ジョナス 作、内海まお 訳、評論社)を読み、画面の中に隠された意外な仕掛けを皆で楽しみました。


夕日が沈んだところで本を逆さまにすると、子どもたちから「おお~っ」と歓声が。
同じ風景でも、見る方向や、光と影、どちらに注目するかで全く違って見えてくる旅の風景。
「視点を変えて見る」ことの楽しさを、皆で味わうことができました。


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まどかめ

Author:まどかめ
田舎暮らしを楽しみつつ、日々、親子でマイペース&スローペースに絵本ライフを満喫中。

趣味:読書・歌・お絵描き・芸術鑑賞・語学学習など。子ども文化・心理学なども学び中。

活動:町の図書館内に「まどかめ文庫」コーナーを設置し、おすすめ絵本の紹介・絵本リストの作成などを行っています。

現在は、小学校での図書活動をメインに、幅広く活動中。
(幼稚園・小・中学校の移動図書の選書、小・中学校での朝読、小学校でのおはなし会・授業補助、育児サークル・未就学児向けの親子絵本講座、おはなし会など)

絵本・児童文学研究センター第24期生


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